妄想日記2

だいたい妄想です

隣の芝は赤い

 

隣の芝は青いという言葉がある。

 

周りにいる人たちや、環境のいいところばかりが目について、嫉妬してしまう奴だ。

 

実際は、彼らも苦労をしているんだけど、外からじゃ見えないからね。

自分の状況よりもよく見えてしまう。

 

そんな中、俺の周りには真っ赤に燃えている芝があった。

 

どう考えても、誰がみても大炎上中。

 

隣の芝は赤かった。

 

とてもじゃないけど、幸せそうには見えない家庭だった。

子供は二人いて、両親はいるんだけど、

お父さんは失業しているのか、平日もいつも近所をフラフラしている。

奥さんも、パートをしているのか、平日週末問わず、朝早くから遅くまで外出していた。

 

子供たちもやはりというか、服はお下がりのような正直綺麗とは言えない服をいつも着ていた。

おうちも古びていて、築50年は有に立っているのではないかという、近所では貫禄さえある家だった。

お兄ちゃんが勉強の合間にいつも妹の世話をしながら、ドラマさながらの貧乏家庭だった。

 

たまに家から叫び声のようなものが聞こえるが、所詮他人の家なのであまり入り込まないようにしていた。

近所付き合いもないわけではないが、近隣の人たちともそこまで仲良くはしていないようだった。

 

ただ、それでも子供たちは全く不幸そうではなく、いつも笑顔で元気に挨拶をしてくれるいい子たちだった。

 

一体、彼らはどんな家庭なんだろう。

両親は仕事はどうしているんだろう。

子供たちは、そんな自分の両親をどう思っているんだろう。

 

失礼ながら、俺が気にするようなことではない。

けれど、気になってしまう、そんな不思議な家庭だった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

交通事故を防ぐ方法を募集します‼︎

 

10年前

株主総会後の交流会にて

 

某大手自動車メーカーの役員

「交通事故を防ぐ方法を募集します‼︎」

「『運転しない』っていうのは無しです」

 

株主A「自動運転」

 

役員「自動運転はいいですね!今ブームですしね」

 

株主B「自動運転」

 

役員「そ、そうですね。自動運転以外は、何かありますか?」

 

株主C「自動運転」

 

役員「自動運転、いいですね。弊社も開発中です」

 

株主D「自動運転」

 

役員「確かに自動運転が普及すれば、事故は減少すると思います。」

  「ですが、自動運転の技術はまだまだ発展途上です。」

  「皆さんが、普段運転する時に気をつけていることとか、ありませんか?」

  「そのようなアイデアが、人々の命を救うことに繋がるんです!」

 

株主E「自動運転」

 

役員「いや、だから…。なんで皆んな自動運転しか言わないんですか。そんな車まだないでしょ」

 

株主F「あるよ、自動運転」

 

役員「いや、あるにはあるんですが、まだどの企業も開発中で、実際の道路では使われていません」

 

株主G「もう使われているよ、自動運転」

 

役員「いや、もう…。どういう事ですか?」

 

株主H「今この場には何人来ている?」

 

役員「えと、、、1000人ほど参加されています」

 

株主I「パチン」

 

役員「う、うわあああああ(眩しいいいい‼︎)」

 

役員「う……。はっ、ここは…どこだ!」

 

株主J「ここは、自動運転研究所。既に衰退した我が国の民間企業の技術力では、後100年経っても自動運転が実装される事はないと判明した」

株主K「それを危惧した政府は秘密裏に優秀な技術者を集め、秘密裏に自動運転の技術を進めていた」

株主L「そして、我々は5年前からこの世界にて、全面的に自動運転を導入完了。今は誰一人として運転をしていない」

 

役員「さっぱりわからん。もう俺たち自動運転の研究しなくていいじゃん。この技術を現代に持っていってもいいですか?」

 

株主M「大丈夫だ。ここにある技術を全てお前に授けよう。そして、我が国に自動運転を普及されるんだ」

 

役員「…よし。よくわからないけど、なんかできそうな気がするぞ!」

 

現実世界にて

 

某大手自動車メーカーの役員

「ついに、、、我が社でも完全自動運転車の開発に成功いたしました‼︎」

「この技術は、業界の流れを一気に変えていくでしょう」

「そして、ついに我が社もこの国でNo 1の自動車メーカーに…!」

「社長、やりましょう!」

 

某大手自動車メーカーの社長

「いいんだけど、ダメなのよ」

 

役員

「え?どういう事ですか?」

 

政治家

「それ今始めちゃうと、今業界で働いている人たちの仕事がなくなっちゃうでしょ。」

「失業率あがっちゃうからまだダメね。後10年かけてゆっくり小出しでよろしく」

 

 

そして10年後、役員は社長に昇格。我が国No 1の自動車メーカーの社長となった。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

次は私のターン

 

とある超高級レストランでは、今日も争いが繰り広げられていた。

 

成金男

「この時計はタワマンと同じくらいの価値。俺の車もタワマンと同じくらいの価値。そして俺はタワマンに住んでいる」

「大学生の頃までは、俺の人生は正直微妙だった。」

「第一志望には落ちて、ちょっと勉強すれば誰でも入れるような大学に入学」

「だが、大学で金儲けに目覚め、起業。」

「今までに30社を起こして、売り抜けた。人生上がっちまったな。」

「今は不動産投資が激アツだ。特に海外のな。アジアだけでも上海、ソウル、バンコク、あと有名どころはドバイだな」

「投資した不動産は全て倍以上の価値になっている。そしてこれからも俺の資産は増え続けるだろう」

「最近なんて、仮想通貨でもぼろ儲けだ。とりあえず買っておけば儲かる。金は掃いて捨てるほどあるしな」

「余った金を注ぎ込んだ仮想通貨が今じゃ時価総額数十億円にまで含み益が増えたぜ」

「そしてその経験をもとにブログを立ち上げ、SNSでもしっかり集客。今じゃ俺のフォロワーは全部合わせて100万人だ!」

財テクブームであらゆるメディアからも引っ張りだこ」

「忙しすぎて、秘書を雇わないとスケジュール管理できないね」

「因みにこのレストラン、俺はほぼ毎週来てるかな?(何故か周りを見渡す成金男)」

「かなり金を注ぎ込んでるから、オーナーとも顔見知りだぜw」

「シェフも俺の好みを把握していて、注文すればメニューにない料理も作ってくれる」

「今日もこの為に仕入れさせたフランスワイン、料理と最高に合うだろ?」

「ま、いつもこんな感じで外食していると、たまには安いハンバーガーとかも食べたくなっちゃうねw」

「来週は某芸能人と別の高級レストランで会食予定。新しい投資番組の監修することになっちまってな。」

「打ち合わせだけど、酒飲み放題で楽しみだぜ」

 

1000年続く金持ち一族の女「ふーん(てか外見クソかよ)」

 

 

ペーパードライバーだけどF1運転してみた

 

Youtuber

「こんちやーっす⭐️」

「実は、私、ペーパードライバーなんですぅ〜」

 

ペーパードライバー(和製英語: paper driver)とは、自動車運転免許証を取得し、現に有効な免許を保有しているものの、普段運転することがない者や、運転する機会がない者をいう。なお、英語圏では driver on paper only と言う。

引用元:Wikipedia 「小島義郎・竹林滋・中尾啓介(編)『カレッジライトハウス和英辞典』研究社、1995年」

 

Youtuber

「そんな私があ、

 

な  ん  と

 

F1を運転しちゃおうと思いまぁ〜す!!!(イェーイ)」

 

「レッツゴー!」

 

サーキットにて

Youtuber

「はい、それではサーキットに到着しました!本日はよろしくお願いいたします(ペコリ)」

 

F1ドライバー「(アイドルばりに可愛いな)よろしくお願いします」

 

F 1ドライバー「では、早速、運転方法を説明しますね。」

「これがハンドル、これがアクセルとブレーキ。ちょっとやってみてください」

 

Youtuber「は〜い!(ブロロロロ キィィ) 出来ました!」

 

F1ドライバー「(え、俺より上手くね)初めてにしては、よくできましたね。」

Youtuber「なんかぁ、すごく楽しかったです(てへ)⭐️」

「というわけで、サーキットからお送りしましたぁ〜。バイバぁ〜い」

 

視聴者「え、普通に運転うまくね?」

 

家にて

 

Youtuber

「運転普通に楽しかったな…これ行けるんちゃうんか。」

F1ドライバーのなり方…検索っと。」

 

こうして、彼女は世界初のYoutuber出身F1ドライバーへの道を歩み始めた。

F1の魅力に取り憑かれたものを止めることは、きっと誰にもできない

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

インドカレー屋を経営するパキスタン人

 

とある講演会にて

 

ちょっと怪しい雰囲気のスーツの人

「インドの代表的な香辛料と言えばカレーでしょう。ここに異論を唱える人はいません。」

「インドとパキスタンが対立している事を知っている人はいますでしょうか?」

 

「この両国は以前、同じ国でした」

「ですが、とある政治的事情により対立が起きました」

「今も、両政府は緊張状態です」

 

 

某所

パキスタン人「いらっしゃませえ〜」

 

ここに有名なインドカレー屋があります。

国内有数のビジネス街。彼らはまさしく、この国を動かしていると自覚しており、

そしてそれは事実でしょうか。

彼らのランチ代はゆうに1,500円、いや会社の経費をこれでもかと使い、

一般庶民には理解のできないスピードでお金の消費をしていきます。

 

そんな土地に、一つのインドカレー屋が細々と経営を続けていました。

 

彼はパキスタン出身。

 

一攫千金を夢見て、異国の地にて異国の料理を振る舞い、

そして一攫千金を手にしました。

 

今ではパキスタンの一等地の山奥に、城のような豪邸を建てました。

 

そんな彼も、今年で42歳。

インド人の女性と我が国で出会い、結婚。子宝にも恵まれた。

 

そんな彼は、成功した今でもインドカレーを作り続ける。

 

インドとパキスタンの政治情勢から、気まずくないのかと、私は彼に問う。

 

彼はこう答えた。

 

パキスタン

「今はそんなの関係ないね。確かに、移住後インドカレー屋を始めたばかりの時は、複雑な気持ちだった」

「個人的にも、子供時からインドは嫌いだったからね」

「でも、この国の人たちはインドカレーが好きなんだ。実は最初、パキスタン料理屋を開いた」

 

私「(そうだったのか)でも、いつからインドカレー屋に転身を?」

 

パキスタン

「ちょうどその頃、インド人の友達が出来たんだ。彼はパキスタンに対して偏見なんてなかった。

彼は、インド人であるが故に、この国で差別にあったりして苦労していたようだ」

「後で彼に聞いたんだが、彼は昔パキスタンが嫌いだったらしい」

「でも、異国の地での生活を通して、自分がインド人だからという理由で嫌われることを初めて体験したそうだ」

「国籍や外見での差別は許されることではなく、それは表面上は理解していた。ただ、実際に国籍差別をされることで、

やはり許されることではないと実感したようで、それからはパキスタン人だろうが何人だろうが、政府は関係ない。

本人がどういう人間なのかを見れるようになったと」

「そんなタイミングで俺と出会って、パキスタン人という偏見を持たずに接してくれていた」

「俺はそんなインド人と出会ったのは初めてだったから、最初は警戒したが、段々とそんな彼と仲良くなった」

「彼はインドカレー屋を経営していて、繁盛していた。どうやらインドカレーは大体なんでも繁盛できるらしい」

「インドへの偏見も、ビジネスへのプライドも全て捨てた俺は、パキスタン料理店をたたみ、インド料理を始めた。」

「そこにプライドはなかった。繁盛した。そして、俺はインドのことが好きになった。政府は、正直微妙だけどな」

 

「でも、いい仲間に巡り会えて、大好きな嫁にも出会えた。もっとインドとパキスタン政府同士も仲良くやってくれればなって、思うよ」

 

私「今でもパキスタン料理屋を始めたいと思う?」

 

パキスタン人「稼いだお金で、既に始めているよ。自分の国でね。ここじゃ儲からないが、地元だったら客はいくらでもいる。」

 

敵か、味方か

ビジネスか、プライドか

平和とは

 

区別されている向こう側の人間と、仲良くなれることの素晴らしさ

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

回転寿司と豪華な景品

 

今時の回転寿司の景品は豪華だ。

 

家族連れのお父さん「今日は回転寿司に行こう」

 

子供たち「わーい」

 

世はベビーブーム。この大家族のお父さんには子供が13人いる。

 

店員「いらっしゃいマセー」

 

父「15人入れますか?」

 

店員「はいどうぞー。」

 

回転寿司は決して安くない。

だが、少子化政策に熱心な政府は子供と外食に出る際の補助金を強化した。

18歳以下の子供と外食に出る場合、一人あたり2000円の補助がでる。

この家族の場合、13人の子供と夫婦なので、補助金は2万6000円支給される。

厳密に言えば、実際に支給されるわけではなく、最終的な会計から2万6000円が差し引かれる。

 

食べ盛りの子供が多いと若干キツイが、小学生くらいであれば2000円分も食べないので、

夫婦の食費を含めても2万6000円は超えない。つまり、子供がたくさんいると、外食費は実質0円だ。

 

子供手当も非常に手厚くなり、25歳まで一人当たり月10万円の支援が出る。これはベーシックインカム15万円に追加してでの支給なので、

子供が一人いると月25万円が振り込まれる。ただし、この給付金は使用用途が制限されており、国内で生産された物やサービスに限って消費ができる。海外旅行や外資系の製品を購入する為には、自力で稼がないといけないのだ。

 

話を戻そう。

 

父「今日の景品は…と。アウディのA8か都内マンションか。マンションは給付金で買えるし、車でも当てるか。」

 

因みに抽選は子供が多いほど有利になり、子供一人につき+1%となる。

当選した車は転売してもいいので、この家族にとって大きな収入源だ。

この父は過去に20回ほど当選している。

 

まさに、子供様様だ。

 

子供が多ければ多いほど、家庭への収入が増える。

収入が多くなれば、その分、教育に充てる事ができる。

海外旅行に行くことは難しくなったが、その分、国内の産業は発達した。

多くの優秀な外国人がこの制度を求めて我が国に訪れ、永住権を目指して必死に働いている。

 

各地域では伝統的な風景の中に、移民が作った多文化的な都市が融合し、

もはや海外に行かずともその場所に移住するだけで留学をしているような雰囲気を味わえる。

政府としても、この流れを支援。もはや我が国からは少子化問題は消え去り、

他国が羨む治安の良さと社会福祉を武器に、ここは優秀な人材で溢れる国家が形成されていた、

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

仮想通貨で荒稼いだアラサーリーマン(未婚)

 

時は2017年末

 

ここに、仮想通貨で億り人になろうとしている男がいた

 

会社のトイレ「キイィ、バタンッ」

30歳男「はあはあ、、、(急いで携帯の画面を開く)」

 

どうなっちまったんだ、、、仮想通貨の時価総額が2億を超えている。。。

これは税金を納めても1億残る。。。1億あれば利回り5%で投資すれば年500万の不労所得…!!

今、ここで全て決済しておくか、それともまだ上がるかも知れないし、売らないでおくか。。。

 

〜〜〜〜

デスクにて

上司「どうした?相変わらず顔色悪いな」

30歳男「(うっセーなお前が無駄なプレッシャーばかりかけるからだろ)」

 

〜〜〜〜

その日の夜

30歳男「微妙に減っているな。。。ここで決済…っ!!これでサラリーマン生活ともおさらばだ!!」

 

そして、男は翌年に税金を納め、手元には約1億円の資産が残った。

 

2018年3月

30歳男「今までお世話になりました」

上司「なかなか骨がある部下だと思っていただけに、残念だ。次何をするのかは分からないが、頑張れよ」

30歳男「(全然泣けない) ありがとうございました」

 

 

その後、男はセミリタイアまでの軌跡をブログとツイッターに残すことで、ネット上では有名な仮想通貨インフルエンサーとなった。

今ではその莫大な資本を利用して、趣味としてやっていたAI農業の実験場を東南アジアの田舎に作り、細々と暮らしている

 

 

 

 

(なんか普通の成功話になっちまったな)